田舎に帰れば、スギ花粉、スギ花粉、スギ花粉！

それからしばらくして、私は生まれ故郷の掛川市に戻ってきました。

いや、別に花粉症が辛過ぎて逃げてきたわけじゃないんです。
実家から通えるところに希望する転職先が見つかったため
都会から田舎に、舞い戻ってきたわけです。

とはいえ、大学入学から東京で暮らし始めて約10年
都会の利便性に、すっかりお世話になりながらも
「こりゃあ、一生暮らすところじゃないな」
と思っていたのも事実です。

実家で寝起きするようになれば
あのホコリだらけの環境とは、おさらばすることができますが
スギが大量に植林された山々に囲まれ、スギ花粉は倍以上？
年中ティッシュの山を築くことはなくなりましたが
春の兆しが見えると、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ…

生活環境が変わったからといって
一度満杯になったコップが空になることはないのでしょうか？

そんなことは、ありません！

今の私は、スギ花粉が舞おうが、ブタクサが咲こうが
ホコリだらけのところに行こうが、何ともありません。
痛みの相談室に通ってこられるお客さまも
「施術が終わると、不思議と鼻が通っているんですよ」とか
「そういえば、今年は花粉症になりません」とおっしゃいます。

つまり「免疫機能が逆に体に害を及ぼしている」わけでも
「体に蓄積された抗体が、その人の許容量を超えた」わけでもなく
花粉症の原因がなくなれば、自ずと症状も消えていくわけです。