その1で申し上げたように、猫背は見た目が悪いだけではなく
身体のいろいろなところに悪影響を及ぼします。
お尻が落ちて、膝が僅かに曲がるので
膝が「カクン」とならないように
大腿の筋肉が頑張っていますから
疲労して強張り、縮んでしまいます。
大腿の筋肉が縮むということは
膝関節を引っ張り上げることになりますから
関節の隙間が狭くなり、膝痛の原因となります。
お腹が窪むので、中に入っている内臓も圧迫され
動きが悪くなり、便秘その他、内臓疾患につながります。
背中が丸まるので、息を吸ったときに胸が開きにくくなり
呼吸が浅くなってしまいます。
頭が前に出るので、それを支えるために
首、肩、背中の筋肉に負荷がかかりますから
肩こり、首こり、背中の痛みなどが起こります。
前を見るために顔を持ち上げますから
首が余計に反った形になり
後ろ側の椎間板が圧迫を受け
頚椎ヘルニアなどを引き起こします。
猫背になって良いことは、一つもないのです。