新しい日曜劇場、池井戸潤原作の『ノーサイド・ゲーム』が始まりました。オンタイムではなく録画で見たんですが、見始めたのが少し遅かったので、「途中まで見て、続きは明日にしよう」と思いながら、結局最後まで止めることができませんでした。
ある意味左遷された主人公が、会社のお荷物になっているラグビーチームのGMまで押し付けられ、ラグビーはド素人ながらも、経営戦略の手腕を発揮して、チーム一丸となって再建に取り組み、最後は、きっとリーグ優勝を果たすんでしょう…。
毎年14億円もの経費を使いながら興行収入はゼロに等しいって、こんなチームは即、廃部決定というのが現実でしょうけど、初回放送で廃部じゃ話が続きません。
体を張ってラグビーを体験した主人公の反骨精神が目覚め、前日に書いた廃部ありきの意見書を破棄して、ぎりぎりのところでチーム存続を主張するという、非常に、非常にベタな展開ですが、そこはほら、黄門様の印籠と同じで、「やっぱ、そうなるよね」という安心感が心地いいですね。今は「ラグビーなんて野蛮なスポーツ駄目!」と反対しているお母さんも、この先、子どもと一緒にラグビーにのめり込んでいきそうです。
とはいえ、そんなにすんなりと行くはずもなく、彼を工場に飛ばした上司の横槍など入りつつ、山あり谷ありで強くなっていくんでしょう。
ところで、主役を演じている大泉洋さん、立場上、長広舌を振るう場面が多々あり、正面からのバストショットを見ると、右肩が下がっているのに気が付きましたか?
背骨が右に倒れているので、それに倣って右肩が下がるわけですが、顔は、どちらかと言えば左に倒れています。つまり、右に倒れた上半身に対して、首を左に傾けることでバランスを取っていることになります。
背骨が、どこで曲がっているかは分かりませんが、やはりバランスを取るために、恐らくは腰のあたりで、もう一度逆方向に曲がっているでしょうから、腰痛も肩こりもあるんだろうなと、正面からのショットを見るたび、気になって、気になって、仕方ありませんでした。
すみません、職業病です…。