筋肉のコントロールには
反復練習が必要と言いましたが
スポ小の野球やサッカーをすることで
身体を鍛えるという話ではありません。
それ以前の、もっと根源的なところ。
例えば、手を真っ直ぐ上げるには
肩の前側の筋肉を縮めると同時に
肩の後ろ側の筋肉を緩め
さらに、左右にずれないように
バランスを取る必要があります。
何も考えずに行える動作ですが
実際には幾つもの筋肉を同時に動かし
しかも、それぞれの筋肉は筋繊維の束ですから
1本1本の筋繊維を上手にコントロールするという
実に気の遠くなるような制御をしているのです。
もちろん意識して訓練できるものではありません。
子どもの「遊び」を通じて
失敗やケガも含めた体験をするうちに
徐々に培われていくものだと思います。
それには、整備されたグラウンドを走るより
足元も定まらない野山を走る方が適していますが
今の世の中では、ちょっと難しいこと…。
それでも、幼少期に身体を動かすことは非常に大切!
ゲームでは、親指の動きしか鍛えられません(笑)