効果的なストレッチの3原則は
①「息を吐きながらゆっくり曲げ」
②「止まったところで3呼吸静止」
③「同じ動作を3回繰り返す」
ですが、その全てに共通するのは
「絶対に無理をしない!」ことです。
子どもの頃の遊びを通じて筋肉が鍛えられ
細やかなコントロールを見につけて行く
ということを縷々申し上げてきましたが
今は、そういう環境がないのも事実。
野球やサッカーでは足りない部分があるとはいえ
日がな一日ゲームに興じるより100倍いいでしょう!
筋肉のコントロールには
反復練習が必要と言いましたが
スポ小の野球やサッカーをすることで
身体を鍛えるという話ではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは寝返りも打てず
手足をバタバタさせるぐらいが関の山ですが
半年ほどで寝返りを覚えると、その後、半年ぐらいで
ハイハイを覚え、つかまり立ちができるようになり
歩き始めます。
しかし、歩き始めたころはすぐに転んでしまいます。
筋肉や骨など、身体を動かす「運動器」の働きが衰え
立ったり、歩いたりする基本動作に困難を伴う
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)といえば
高齢者に特有の不調と思っていましたが
最近は、子どもにも同様の不調があるようです。
「風邪を引いたら、薬を飲んで寝ていよう」ではなく
風邪一つ引かない身体を目指してください。
「腰が痛くなったら、整体で直してもらおう」ではなく
90歳を過ぎても元気に畑仕事をしている
隣のおばあさんを目指してください。
「肩がこったら、膏薬を貼っておこう」ではなく
肩がこっても一晩寝たらスッキリしている
そんな身体を目指してください。