骨盤は内臓を支えているので
これが開き、腹筋が衰えると内臓が下がってきます。
いわゆる「内臓下垂」が起こるわけです。
中年太りとか、ビール腹と言われる下腹部の肥満は
内臓下垂にも原因があります。
体、特に腹部を一つの容器と考えると
骨盤は内臓を支える容器の底にあたります。
入れ物が歪めば、当然、中身も影響を受けますから
骨盤の歪みが、内臓不調を引き起こすと考えられます。
豚でも牛でも構いません。
肉の塊をマッサージの要領で揉んでみてください。
肉汁が出てグチャグチャになり
食べられたものではありません。
②痛いところに原因がないから
以前書いたように、背骨で神経の圧迫が起きても
痛みを感じるのは神経の先端です。
痛むところに原因があるのは、稀なことなのです。
腰が痛いから腰だけ、肩がこっているから肩だけと
痛いところだけ直しても意味がありません。
痛みの相談室では、30分の中で頭の先から足の先まで
全身を一度に調整していきます。
理由は二つ!
当院のお客さまは
今年、還暦を迎える私より高齢の方が多いのですが
施術をしていて「反応がいいな」
と感じることが多々あります。
体の反応・反射を利用して歪みを取るわけですが
「打てば響く」といった感じで
歪みが取れていく方が多いのです。