肩こりが高じると、頭痛がしたり、吐き気を催したり
さらには意識を失ってしまうこともあります。
肩こりは、本当に侮れません。
なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?
体の歪みは不要な筋肉の緊張が原因ですが
筋肉の緊張自体も、結果でしかありません。
例えば、腰椎椎間板を回復させるときは
主に、仰向けの姿勢で手技を行います。
しかし、腰痛がひどい場合には仰向けになれません。
そんなとき、どうするか?
施術の流れの基本は
「仰向けでの検査→うつ伏せでの検査と施術→仰向けでの施術」ですが
腰痛のひどい方は仰向けになれませんし
股関節が悪い方は、うつ伏せで痛みを感じることがあります。
これほど敏感な体の脳に対して
僅かでも痛みを感じさせるのは禁物です。
たちまち厳戒態勢に入り筋肉を緊張させてしまいますから
体の歪みを取るどころではなくなってしまいます。
とはいえ他人の痛みは絶対に分かりません。
ですから施術を始める前に
「少しでも痛かったら、我慢しないですぐに言ってください」
とお客さまにお願いしています。
体の歪みは不要な筋肉の緊張が原因ですが
これをコントロールしているのは「体の脳」です。
体の脳は生きるための脳、つまり生存本能ですから
外から受けた刺激に対して過剰なくらいに反応します。